100分de名著 ノートルダム ド パリ 第二回 根源的な葛藤を描く

100分de名著

 

私の大好きなテレビ番組、100分de名著 Eテレ月曜 22:25〜22:50

簡単なまとめと感想をつづります。

今回の名著は ノートルダム ド パリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二回目のテーマは愛、情熱、嫉妬。

根源的な葛藤にせまります。

 

前回エスメラルダを苦々しく見つめていたフロロ。

彼は中流家庭に生まれたガリ勉タイプ。幼い頃から聖職者になることを求められて

親の希望に沿った道を歩んできました。

 

 

フロロの階級はノンキャリア組のトップ。

いろんな学問に精通していて自分にとても厳しい人でした。

 

そんなフロロはある日、とても醜い赤ん坊を見つけました。当時は赤ん坊が

道端に捨てられているのは毎日あることだったのに、なぜかソレが気になります。

フロロはこのほぼ人間のような醜い形をした赤ん坊に(ほぼ)という意味のカジモドとつけて育てる事にしたのです。

 

 

カジモドはその醜さゆえに、外の世界に出ると罵声を浴びたり石を投げつけられたりします。

 

ユゴーはここでも民衆の残虐性を書いていますね。

醜く耳もよく聴こえないカジモドはフロロだけを信じ、犬のように忠実に行動します。

2人とも外の世界を嫌い、嫌われていたのともうひとつ共通点があります。

大聖堂を愛していたのです。

 

 

カジモドは大聖堂を野性的に愛し、

鐘つき男として鐘をならすときはすべてが解き放たれるような感激をいつも感じていました。

 

 

 

 

 

 

ノートルダムドパリといえばこの挿絵というほど印象的ですね。

 

 

フロロは大聖堂の意義や神話を愛し、石の書物として崇拝していました。

 

石の書物というのは大聖堂という建築物そのものが神話であり、よりどころであるという意味で、古い体制の象徴になっています。

 

実際フロロはある老人に書物は建築物を滅ぼすことになるだろう。と言っています。

 

これは印刷術という新興勢力への恐れからくる発言です。

この頃ヨーロッパでは印刷技術の大革新がドイツで起こっています。

 

 

印刷技術が向上するとどうなるかというと、

聖書が今までは街にひとつだけ教会にしか存在していなかったのに

安く速く書物が印刷できるようになれば

聖書は各家庭に一冊、あるいはひとり一冊の時代になるかもしれません。

 

 

そうなると

今までは民衆は神の代行者である司教、そして教会を通じてではないと神へつながれなかったのにそのシステムが崩壊してしまいます。

 

そして本の普及は個人思想や自我の目覚めを引き起こすだろうと

フロロは恐れているのです。

 

 

変わりゆく体制のなかで必至に古いもの、大聖堂にしがみつこうとしているフロロ。

 

 

考えは違えどもフロロとカジモドにとって大聖堂はすべてであり、

大自然であり、宇宙でもあったと書かれています。

 

 

そんな中、大聖堂の外の広場で魅惑的に踊るエスメラルダ。

広場というのは誰の物でもない。

ジプシーである彼女はキリスト教徒でもない。

彼のルールでは縛れない存在です。

 

 

自分の場所、自分のペースで思い通りにコントロールしたいフロロだからこそ、

序盤でカジモドにエスメラルダを誘拐しろと命令したのです。

 

 

突飛に見られた誘拐の指示が理解できました。

 

 

フロロに命令されてエスメラルダを誘拐しようとしたカジモドですが、

イケメンのフェビュスに助けられ、誘拐は失敗に終わります。

裁判の上、カジモドは公開処刑される事になりました。

 

 

広場で見世物になり、ムチ打ちが続きます。

見物人たちは楽しみながら石を投げつけます。

そこにフロロが現れました。カジモドに笑みがこぼれます。

 

 

しかしフロロはカジモドを恥と思い、無視してその場をあとにします。

カジモドはシュンとしながら乾きに耐えられずに民衆に水を所望します。

「みずをくれぃ!」

「みずをくれぃ!」

民衆はさらに罵声を浴びせ、石をなげます。

 

 

その時、エスメラルダが現れ、カジモドに近づいてきます。

カジモドは仕返しをされると縮こまりますが、エスメラルダは

水筒からカジモドに水を与えるのです。

カジモドは大粒の涙を流しました。それは彼の生まれてはじめての涙なのです。

 

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