100分de名著 ソラリス 第二回 心の奥底にうごめくもの

100分de名著

 

私の大好きなテレビ番組、100分de名著 Eテレ月曜 22:25〜22:50

 

簡単なまとめと感想をつづります。

 

今回の名著は不朽の名作、ソラリス。

 

 

100分de名著に初めて登場するSF作品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

前回は未知なるものとのコンタクトについて書きました、今回は未知なる者と関わった時の心の底のうごめきについてお話しします。

 

 

ソラリスという惑星にはゼリー状の海が広がっており、その海が重力をあやつっていて、惑星の軌道をも動かしているようだと研究されています。

 

 

惑星の軌道まで動かせるような膨大な力。

 

ゼリー状の海であるソラリスとは人間より高度な文明、思想を持ったものなのでしょうか。

 

そもそも惑星の軌道を動かしているそれに意識があるのでしょうか。

 

脊椎反応のようなただの生命反応なだけかもしれません。海は文化をもたない。ビルや飛行機などの建造物も作らない。

 

これを高度な知的生命と呼べるのでしょうか。

 

 

感情はあるのでしょうか。

 

 

未知との遭遇を期待して宇宙に冒険に出たのに、ゼリー状の海は全く期待とは別なものである事に私たちは落胆します。

 

 

落胆している自分がいるという事も、驚きの発見です。

 

未知のものの遭遇を期待しながら、結局人間の近い姿や理想の姿を期待していると気づくのです。

 

 

 

 

そしてそのゼリー状の海が行動を起こします。

 

 

 

 

 

クルーの記憶を読んだのか、その人に一番刺すような体験をした人が目の前に肉体を持って現れてくるのです。

 

主人公の前に、ハリーという同棲していた女が現れます。

 

 

10年前に死んだはずの彼女はそのまま全く変わってない姿で目の前にいるのです。

 

 

喜びと戸惑いと緊張とリラックスが入り交じった感情で主人公はハリーに接します。

 

自分は狂っているのか正気を保っているかの瀬戸際で主人公が気づいた事は、

 

 

 

 

◎ハリーには10年前に自殺した、そのときの痕が残っている事。

 

◎服の細部がおかしいこと、どうやって着たのかその服はボタンもファスナーも何もないのです。

 

会話にも不自然な点があります。

 

 

彼女の死後に出会った人や出来事をなぜか知ってたり、そもそも目の前の彼女はどこからきたのか、いつから存在しているのかといったことがわからないようです。

 

 

以上のことにより、

 

 

主人公はこのハリーは自分の記憶の中にあるハリーが形をもって現れたものだと考えます。

 

だから女性の服の細部を覚えていない事から細部が形成されていなかったのだと。

 

これは本物のハリーではないとわかると、主人公はハリーを殺して閉じ込めてしまいます。

 

そしてクルーに私も君と同じような、気が狂いそうなことが起きた。と報告します。

 

 

ゼリー状の海はその人の心の奥底にある、思い出したくない事実を実体化させてずっとつけまわせていることがわかります。

 

 

それは実際に起こった事だけではなく、考えただけで実行には移さなかった、酷い事でさえ形をもって現れるそうです。

 

ソラリスは記憶?他者と出逢ったと思ったら自分のトラウマと向き合うことになる。

 

そしてそれは受け入れることができない。

 

 

そのそも私たち人間は自分が理解できない他者を排除しようとするものなのです。

 

 

 

ソラリスワインがすすみますね。

 

 

私は第一回で行った通り、ソラリスワインをのみながらソラリスを読むということをやってみました。

 

 

 

人は気づいていないながらも他人にこうあってほしいと期待していたり、

 

そのような反応を得られないと怒ったり攻撃するのがよくわかります。

 

他者と真剣に向き合うということは自分の醜い部分をさらけ出す作業になるのですね。

 

 

私にはその用意ができているのでしょうか。

 

 

 

来週も楽しみです。

 

 

 

 

fumisato
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