100分de名著 ノートルダム ド パリ 第一回 天才ユゴーの驚くべき『神話的小説』

100分de名著

 

私の大好きなテレビ番組、100分de名著 Eテレ月曜 22:25〜22:50

簡単なまとめと感想をつづります。

今回の名著は ノートルダム ド パリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作者はフランス人のユゴーでレミゼラブルも有名な著書ですね。

 

 

毎回楽しみにしている100分de名著、第一回目を見るときの私は

 

 

 

◎全然知らない本です。一体どんな本かな?ワクワクする!

◎歴史の時間に作者とタイトルだけを暗記したなぁ、どんな内容なんだろう。楽しみ!

◎わー!この本!!!大好き!今回これがテーマなんだー!どういうふうに深堀していくんだろうー。興味津々!

◎これ、苦手。昔読めなくて挫折した本だ。。。

 

 

 

今回のノートルダムドパリは私にとってのトラウマ本です。

 

難解で読み進めるのが苦痛、しかも尊敬している人がオススメしてくれたのに共感できなかった、読めなかった事実が私の自尊心を傷つけました。

 

この名著を100分でどう読み解いていくのでしょう。

私の心の中もするすると解かれていったら面白いですね。

 

 

ノートルダム=ド=パリは15世紀パリを舞台に「宿命」によって翻弄される人間たちの愛や嫉妬をめぐる物語です。

アニメやミュージカルなどでご覧になった方もいると思いますが、設定やラストがオリジナルと違うのだそうです。

ユゴーの作品はとてもリメイクしやすいことで知られていて、その理由は

 

「民族の古層と結びつく神話的構造であること」と。

もう少しかみ砕いて説明します。

 

ギリシア神話や古事記の内容はゲームや本でなんとなく知っていても

原文を読んだ事がある人はそう多くないと思います。

それでもみんなに伝わり、焼き直され、心に残る。

そのように、ユゴーの「ノートルダム=ド=パリ」もリメイクする人によって何度でもよみがえる不思議なチカラを秘めている。

そんな作品であると分析されています。

 

作者ユゴーはフランス革命のナポレオンの時代に生まれました。

新しい時代の息吹を感じ、いろんな思想が入り交じった時代ですね。

そんな時代にどんな家庭環境にいたかというと、

父親は軍人で共和派で性欲旺盛。のちに浮気をして家庭からいなくなります。

一方、母親は激烈な性格な王党派でユゴーに禁欲を厳しく命じました。

まるで水と油のような環境で育ったユゴーは心の中に強烈な矛盾を感じています。

葛藤の末、矛盾を飲み込み、人間には「光と闇」「美と醜」

相反するものが複雑に入り交じっていると魂で感じるようになりました。

 

ちなみに

ユゴーは幼馴染にずっと恋心を抱いており、人一倍性欲が強い事を自覚していましたが

成人し、結婚するまで禁欲に励みました。

初夜の日には抑えていた性欲を爆発させて、一晩に18回も愛し合ったとユゴーは後に回想しています。

 

抱えてきた理性と欲望の葛藤もすごかったのでしょうね。

ここから物語の入り口に入って行きましょう。

 

この物語の作者がノートルダム大聖堂を訪れたとき、(中略)作者は、塔の暗い片隅の壁に、つぎのようなことばが刻みつけられているのを見つけたのである。

ANARKH(宿命)

 

ここの宿命という意味について考えてみます。

ノートルダム大聖堂というのは神のために集団で建築されたものであり

明確な制作者はいません。また、ナポレオン以前の古い体制の象徴でもあります。

そこにこんな時代に生きてしまったある人物が「宿命」という文字を石壁に書かずにはいられなかった想いを表現しています。

誰のものでもないノートルダム大聖堂を本の題名にする、作者になることでユゴーは

古い体制の神の時代から人間賛美の時代に移った事を示しているのです。

 

小説の世界に入って行きましょう。

 

シーンは大聖堂広場で行われるはずの演劇。しかし一向にはじまろうとはしません。

大衆がもうひっちゃかめっちゃか騒いで無法地帯です。

そこにクロパンという物乞いが入っていちゃもんをつけています。

さらに誰が言い始めたのか「しかめっ面競争」というらんちきな遊びが流行りました。

一番おかしな顔をできた人がらんちき法王に選ばれるという訳がわからない遊びです。

授業が始まる前の小学生でもこんなに騒いだりしないでしょう。

そんなときカジモドというバケモノのような風貌の男が現れてその場はさらに高揚しました。らんちき法王は彼に決まりです!

カジモドは生まれて初めて注目されて照れたり嬉しそうにしています。

まだ演劇は上演できません。

そんなひっちゃかめっちゃかの中に

ひときわ目を奪われる存在の女の子が現れます。エスメラルダです。

笑顔で踊るエスメラルダに観客は魅了されます。

そんな中、エスメラルダからじっと目を離さない、しかし怒っているような

苦々しい表情をうかべている男がいます。ノートルダム大聖堂の神父のフロロです。

フロロは薄気味悪い声でエスメラルダをののしります。

そして子分であるバケモノのようなカジモドに命令します。

「あの卑猥な踊り子を誘拐せよ。」

 

この無法地帯のらんちきな様子は100ページ以上ずーっと続くので

読者は混乱します。誰が主人公なのかわからないし、作者の意図もわからずどこに連れて行こうとしているのか読めない。

挫折しますよねと。

そーなんですー!私だけじゃないんですね!やっぱりそうですよね。

ここの部分は必要なのですか?

 

ユゴーは締め切りに追われてわーっとこの混沌を書きながらアイデアが浮かび、

キャラが決まっていったそうです。

キャラクター主体で進む物語は今の日本の漫画、アニメにも深く浸透していますよね。

エスメラルダは美しく綺麗な心の女の子。

カジモドは醜いバケモノのような男。ユゴーはバケモノのような醜態の人を登場させるのが好きなようです。

 

カジモドに誘拐されたエスメラルダですが、フェビュスというイケメン兵士に助けられ、うっとり一目惚れします。

フェビュスはイケメンですが、女の人にチャラい浮気者という設定です。

 

物語がすすみ、主要キャラがそろいつつあります。

 

次回は愛と欲望、嫉妬。心の葛藤についてのお話です。

 

私が挫折した本は上に紹介した岩波さんのですが、このトキメキ夢文庫の

ノートルダム=ド=パリは読みやすく評判も良いし、

NHKの100分で名著の本棚にも置いてありました!

私は今回トキメキの方のノートルダム=ド=パリを読んでみます。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

fumisato
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