岩合光昭 初監督作品「ねことじいちゃん」

かげりえの本棚

 

今日は待ち望んでいた 岩合光昭監督の「ねことじいちゃん」を観に行く日です。

岩合光昭さんは動物写真家として活動しており、日本人として初めて「ナショナルジオグラフィック」の表紙に2度掲載されました。

ねこの写真家としても有名で、世界各地のネコを撮影したドキュメンタリー番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」(BSプレミアム 毎週金曜22:00〜)は人間だけでなく、お茶の間のネコの中でもファンが多いと報告があがっています。

ねこライオンという本もオススメです。

 

私は岩合光昭さんの大ファンで、日本橋三越のトークショーに参加しています。

 

そこで岩合さんが「じつは映画を撮影しています。タイトルはねことじいちゃんです」とお話しされてから公開を楽しみにしていました。

ねことじいちゃんは島に暮らす一人と一匹のお話。

じいちゃんは元校長先生の大吉さん。2年前に妻に先立たれ、毎朝の日課はタマとの散歩。そこで暮らす島の人たちとののんびりした日常がテーマです。

 

まず最初のカットが島のねこのアップで、ねこらしい表情、スクリーンで観てこころが湧きました。

私には(よく来たな。まぁゆっくり観てってよ)と話しかけられてような感じがして、一気に島の住人の輪に入れた気がしました。

住んだことなくても懐かしさと受け入れてくれる温かさがある島の様子。
主役のネコと立川志の輔さんの歩き姿がもう人生であり、物語です。

ドラマチックな設定やオチがなくても映画が成り立つのか。このことは立川志の輔さんも柴咲コウさんも新鮮だったようです。

監督は最初、ネコばかり見ていて柴咲コウさんから「監督、ねこしか見ていないですね」と指摘されて図星だ!とショックを受けました。他の監督は演じ方にもっと指示を出すものです。

私は岩合さんの世界ネコ歩きファンとして、監督は撮影においてネコに何かをさせようとは全く思っていない事。

自然なネコの様子を一番美しいと思っていて、美しい瞬間をどれだけ逃さずに撮れるか。

そこに対しての情熱と忍耐強く待つ事に集中しているのを知っているので、役者さんたちを信じてそのままで演じてほしかったのではないかと、たのまれていないのに岩合さんの補足をします。

ねことじいちゃんにドラマチックな演出がないからといって、風景映画やBGMのようにすーっと通りすぎるわけではなく、印象に残っているシーンがたくさんありました。

なんの涙かな、これは敬いからくる涙かな、ほろっと泣くところがありますがほろっとくるところは10人いたら10人違うのではないかな?そう思います。

島の人たちはお互いを思いやって助け合って生きています。

 

言いたいことははっきりと伝えるべきの流れの今、思いやっているからこそ自分の心にとどめておくシーンがもどかしく、美しかった。

いい映画でした。

 

帰って日常に戻ると、

  • これがエンデが考える町のお金やモモのことかな
  • オルテガのいう地に足がついた場に役割を持って暮らす人間のことかな

と読んだ本とリンクできる部分に気がつきます。

 

パンフレットを買って読んでみるとロケ地が愛知県の佐久島というところでした。実際にあるんですね。グーグルマップで照らし合わせると形が同じ。

お魚もおいしそうですし、行ってみたいなとちょっと思った島でした。

 

 

 

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